29歳独身女。逆転満塁ホームランとその考察
女にガールズトークがあるならば、男にもボーイズトークがある。
はっきり言ってしまえば、女のそれよりはずっと明快で、ある意味低俗だ。だけど、それが楽しい。
クズ男=尊敬に値する男。
これが2つのトークの中で最も異なる部分だ。
無論、その方程式が成り立つのはボーイズトークの中でのみだが。
広尾にある有名名門大学の一貫小学部。
芸能人、有名企業の幹部、医者の子供が集まる。
小学校から大学まで成長を共にする。
そして卒業後も社会の重要なピースとしてお互いの関係を大切にし続ける。
トマピケティの21世紀の資本の中にあるように、金持ちは一生金持ちなのだと、実体験できる。
そんな滑稽で、快活で、品のある馬鹿達だ。
彼らもまた大学卒業後、港区で酒に興じる。
最も下世話な話ボーイズトークは、最も高貴な教育体制の中育った彼らだから、なせる技なのかもしれない。
男には男の都合がある。
女が、男を品定めするように、
男も女を、女のそれと同様に残酷にそして卑猥に評価をしている。
品の良い、ボンボンの興味は昨日抱いた女か、次のアナウンサーとのバーベキューの予定だ。
そんな彼らも女性を図る物差しを変える話題がある。
そう、結婚相手だ。
結婚となれば、それは、顔や、スタイルではない。
彼らが最後に重視するのは「育ち」だ。
結婚は好きになった男女が趣味でするものではない。
どんなに愛が深かろうと、
結婚は家と家を結ぶ儀式であり、
人間が子孫繁栄をする為の1つの仕組み作りなのだ。
だから、ロミオとジュリエットは悲劇であって当然だ。一家にしてみれば良い迷惑なわけだ。
結婚は愛の結晶ではなく、両家の繁栄への覚悟なんだと思う。
だから、両親が納得してるというのは結構重要な要素になる。
両親に反対され、悲しくなったり、辛くなったりするが、それは一時的なもので、長い目でみれば英断なわけだ。
そんな彼らから面白い話を聞いた。
大逆転の駒田女だ。
野球好きにしかピンとこないが、現役時代の駒田のあだ名は「満塁男」。巨人横浜と渡り歩いたお祭り男だ。
麻布十番祭りで大逆転を成し遂げた女がいた。
いわゆるMARCH出身の派遣女子だ。
29歳で大手商社マン、東大卒をゲットした。
9回裏2アウトランナー無し。点差は3点。最後は逆転満塁サヨナラホームランだ。
勝ちに不思議の勝ちはあっても、負けに不思議の負けなし。
ID野球の野村克也氏の言葉だ。
結婚には、必然はあっても偶然はない。
ただ、偶然を限りなく必然に近づける方法はある。
あとは、環境だ。
この環境がいわゆる「育ち」だ。
崖っぷち女の逆転満塁ホームラン。大逆転のその秘策を教えよう。